生きているということが奇跡でできている
という事柄について考えた。
SNSや政治やニュースを見ていると何ら美しいと感じることは少ない。
だから、生きている中で最も美しいと感じることを探してみたいと感じた。
私は星に詳しくはないけど、星を見上げることが好きだ。
何年、何百年、何万年も前に光った星が
それぞれの時間を経て今同時に輝いているという奇跡を空を見上げるだけで体感できる。
そこで思った。
時間というもの自体が実はめちゃくちゃ美しいのではないかと。
アインシュタインの特殊相対性理論によると速く動くほど時間は遅くなる。
だから宇宙に行って一年後に帰ってくると少しだけ若返るのだとか。
これを日常に置き換えてみると、何兆分の1ではあるものの
全ての人間の時間はほんの少しずれている。
誰かと話し誰かに触れている間も、時間はほんの少しの時間のズレがある。
つまり、触れているというその温もりなどの五感だけが確かであると思うと
何だか神秘に感じて全ての時間が起こしている奇跡に思える。
父に一番美しいと感じることは何かと聞いたら家族だと答えた。
それもまたいいなと思ったり。
この世にうんざりした時、美しいものを追求するのもおすすめだ。
それ自体が救いになるかどうかは別としても
深く考えている間は不安を忘れ、美しいを見つけた時には
汚いものばかりではなかったという僅かな安心を覚える。
身の回りにある空間、関係、持っている物で考えると尚良いが、
身近なことについて考えたくない時は是非とも空を見上げたり
自然について考えてみてほしい。
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